2015年10月16日金曜日

ARIAを振り返りながら感想を書いていこう。  第4話「その 届かない手紙は…」

注:劇場版公開記念に、懐かしみながらARIAの感想をただつらつらと語っていくものです。
  今後の展開のネタバレに抵触する部分が含まれます


第4話「その 届かない手紙は…」


ウッディが活躍する回ですね。
どうでもいいですが、僕はシルフ・サラマンダー・ノームだったら、シルフになってみたいですね!

さて、第4話。
ウッディと、猫と、手紙の話です。
アニメ完全オリジナルの話なんですが、割と印象的で、良く覚えています。


突如であった少女に手紙を届けてほしいと灯里が頼まれるところから、お話は始まります。。

この子がまたかわいいんですよね……正直このお話に出て終わりっていうのは
なんだか寂しいのでどこかでまた出ないかな―とひそかに期待していたんですが、
さすがに無理でしたね……

完全に個人的な意見ですが、「手紙」って実にARIAらしいというか、アクアらしいですよね。
今ももちろんですが、今から遥か未来である設定のアクアでも、当然基本的な連絡って
メールといった電子的なものだと思うですよね。

それなのに、手紙という文化は途絶えることなく続いています。
それはきっと、届くまでにかかる時間とか、お金とか、自らの手を使って文字を書く手間とか、
そういったものを敢えてしてでも・・・いえ、敢えて好んですることで、届けたい何かを
文字や文章だけでなく、手紙という媒体そのものに込められた何かを届けてくれるんだと思います。メールとかとは違って。
それを、ARIAでは「心」と称しています。
手紙は、心を届けてくれる。

アクアには、そういったものが溢れてるんですよね。
ひと手間かかることが、愛おしい世界。

それに加えて、手紙は形として残ります。ずっと残ります。
手紙って捨てないんですよね、人間。
何年も前に受け取った手紙を、ふとした時に読み返したりすると、手紙を受け取った当時のことを思い出し、当時のままの気持ちを思い出したりして、切なくなったり、懐かしくなったり・・・
指先で触れる形としてずっと残ってくれているものって、すごく貴重なんですよ。


話がそれました。
戻します。


足つぼグッズを通販で買うアリシアさんギャップ萌え(?)
少女から受け取った手紙を届けるために、シルフの空中バイクに乗る灯里。





パンツ丸見せで飛んでいる(らしい)というところだけは原作と一緒です。



うふふと笑いながらバイクにのって颯爽と現れるアリシアさん
 灯里とウッディがほぼ半日以上をかけてたどり着いたはずのこの島に・・・

いやいやいや、あなた午後から仕事あるっていってたじゃん!!
・・・と、ここは思わず突っ込んでしまうところなんですが、我慢しましょう。

手紙(正確にはビデオレター)の受取人は、かつて行われていたテラフォーミング中の事故で既に亡くなっていたことが判明。
彼のお墓に向けて、かつて彼の帰りを待っていた女性のビデオレターを届ける灯里


『アクアはいつか必ず、幸せで満ち溢れた星になる。そのために俺達が水を掘るんだ』

アクアが水の惑星と呼ばれるまでには、様々な人の努力、苦労、そして犠牲があった。
そういった、原作では描かれてなかった過去のアクアの様子をちょくちょく描いてくれるのは、
アニメのよいところですね。

いい話です。
久しぶりに見ましたが、やっぱり売るっときました。



「手紙は本当に、時間と場所を越えて、心を届けてくれる」

これは、何もアニメだけの話ではないのですよ。きっと。
恥ずかしいセリフだ。


2015年10月15日木曜日

ARIAを振り返りながら感想を書いていこう。  第3話「その 透明な少女と・・・」

注:劇場版公開記念に、懐かしみながらARIAの感想をただつらつらと語っていくものです。
  今後の展開のネタバレに抵触する部分が含まれます


第3話「その 透明な少女と…」

 はいきました!我らがヒロインアリスちゃん初登場回です!
 

 



 やっぱりなんか顔がAVVENIREとかと比べると少し違いますね。
 むしろ子の頃の方が大人びているような・・・笑
 ていうか、NaturalやOriginationと比べると声の印象が大分違いますね。
 最初は途中で声優さんが変わったのかと思ったぐらいです。(っていうか割と最近まで勘違いしてました)
 まぁ、このころは表情も硬く、人づきあいもへたくそで、孤高のキャラでしたから、そこは声優さんも意識して変えていった所なんだとは思います。(前々回の記事あたりで、いい意味で声優さんの演技は一緒とかいった気がするけど) 

 原作ではアリスとレースをする流れになったはずなんですが、アニメだとそこはばっさりだったんですね・・・ 久々に見返して驚きました。っていうか全然覚えてなった。
 

 そういえば、アリスちゃんがウンディーネを始めたのはオレンジプラネットからのスカウトだったんですね。全然覚えてませんでした。 
 ありすちゃんみたいな性格の子はウンディーネを目指すタイプではないようなーとおもったので、なるほど納得です
 


笑顔の練習をするアリスちゃん。普通に怖いです。でも可愛い。
学園生活でのありすちゃんの描写は原作でもあまりないので、アニメでさらっとでも出してくれるのは嬉しいですね。  

ちなみに、劇場版ではアリスちゃんがさらっと最高の、それこそ最高の、さいっっっこうの笑顔を見せてくれるシーンがあるので絶対に見てほしいところです。




灯里が不良(あかつきんですけど)にからまれていると勘違いし、思わず助けようとするありすちゃん。
しかし、ありすちゃん極力人付き合いは避けようとするタイプなのに、こういうところはしっかりしてる。
それとも、これも灯里の仁徳(?)のなせる技なのだろうか……
あとやっぱりかわいい
 


「一緒に暁さん観光案内の練習しない!?」

灯里のセリフがいちいちおもしろい・・・ 
でも、灯里がこうやって誰かをいじる?ような言葉をいうのって、それこそあかつきんに対してだけなんですよね。それだけ灯里が心を許しているということでいいのか、それとも天然なのか……
まぁ、この二人が仲いいことは間違いないですからね。
だからこそ、劇場版であかつきんだしてほしかったなぁ・・・(アルくんも、ウッディも)





灯里に笑顔を見られて照れるアリスちゃん。
な、なんだこの可愛いいきもの・・・かわいすぎるだろ・・・天使だ・・・

しかし、やっぱり改めて作画に時代を感じる笑

そして後輩を泣かせるほどに気難しいアリスにもたった一日でなつかれる灯里。
3話みてて思ったんですが、この時の灯里めちゃくちゃお姉ちゃんしてますね。



この表情とかもう完全にお姉さんですよね。
やっぱり、後輩(正確には違いますが)の前に立つと、灯里はとても魅力的な先輩ですよ・・・
それこそ、灯里にとってのアリシアさんのように・・・は、さすがに言い過ぎか。


そして照れるアリスちゃんはい可愛い!!!!!
かわいい!!!かわいい!!!


とまぁ、3話は予想通りとにかくアリスちゃんがかわいい回でしたね。
これからこのアリスちゃんどんどん可愛くなっていきますから、それを思うと楽しみしかないですね・・・

いやでもほんと、AVVENIREでのありすちゃんの笑顔まじで天使なので、まだ見てない人はぜひに。

2015年10月14日水曜日

ARIAを振り返りながら感想を書いていこう。  第2話「その 特別な日に・・・」


注:劇場版公開記念に、懐かしみながらARIAの感想をただつらつらと語っていくものです。
  今後の展開のネタバレに抵触する部分が含まれます。


第2話「その 特別な日に…」 

 アクアアルタのおはなし。
 個人的に、アクアアルタのお話はとても好きと言うか、アクアアルタという現象そのものがとても好きなんですよね。


 町中が水浸しになるアクアアルタ。幻想的です。綺麗です。素敵です。
 当然、このアクアアルタという現象は実際に存在する現象です。
 すごいですよね……

 
 さて、アニメでは2話から灯里がアイちゃんとメールでの文通を開始する描写があります。
 これは原作にはない(アイちゃんがオリキャラだから当然ですが)設定なんですが、個人的にはこの設定は賛否両論あるところなのかなーと思っています。
 原作でも、灯里が誰かと文通しているという描写はあり、終盤に灯里の文通の相手がわかるわけですが、個人的にはそれがとても気に入ってるんですよ。そうきたか!って感じでしたし、なるほどすてきんぐだって感じだったので。
 まぁ、当時はまだそこまで原作のお話自体も進んでいませんでしたから、仕方ないっちゃ仕方ない。
 それに、アイちゃんというキャラクターを生み出したアニメスタッフさんに僕は本当に感謝しているので、それを差し引いたら文通相手はアイちゃんってことでもいいのかな。
 


 そしてアニメでは晃さん初登場回。
 晃さん、ほんとかわいいんですよねぇ・・・乙女なんですよねぇ・・・ギャップ萌えですね。
 劇場版ではそこが露骨(?)にでているので、ぜひ。
 そういえば、ARIAのアニメは声優さんを決める際ほとんどオーディションをせず、監督さんが決めていったそうなんですが、どのキャラクターも素晴らしい采配だとつくづく思います。
 あと今更だけど、髪の長い藍華ちゃん逆に新鮮ですね。

 シーンとしては、藍華ちゃんが晃さんと喧嘩し、「私姫屋をやめてアリアカンパニーにいきます!」と宣言し、姫屋を出て行こうとする・・・というお話。

そして当然、二人を仲直りさせようとする灯里・・・なんですが。





「藍華ちゃん謝って。練習しよう?ヒンズースクワットやろう?」



「そんなにおいしそうに作ったら本当にアリアカンパニーに入ることになっちゃうよ」

灯里のセリフがいちいち面白いんだが。

ちなみにこの回も原作には一応ない回ですね。
(原作AQUAのアクアアルタの回 と、ARIA3巻での晃さん初登場シーンを混ぜ合わせた感じ)

なのでこのセリフはスタッフさんが考えたオリジナルなんですが、灯里の「真剣なのにどこか抜けている感じ」がよく出ていて個人的にとても好き。


 藍華ちゃんとアリシアさんの出会いが描かれています。
 幼き日のアリシアさんかわいいです。




シングル時代のアリシアさんの髪、すごいボリュームだなって思ったの覚えてます。
あと原作だともっとロリっぽいです(?)


「女の子はね、髪型を変えると歩き方まで変わるのよ」

は個人的にとても好きなセリフ。
 
そして(私的)ARIA屈指の名シーンが一つ、小悪魔スマイルあらあらうふふアリシアさん


あらあらうふふ

でもアリシアさんがウンディーネを目指すきっかけが晃さんだったらしいという貴重な情報がさらっと明かされる。晃さんがウンディーネを目指したおかげで今の皆があるのか・・・





自分に真っすぐぶつかってくれるのは、晃さんだけ…と晃さんへの想いを語る藍華ちゃん。


よくよく考えると、晃と藍華って、メインキャラの3組の中で一番付き合いが長いんですよね。
その分、少なくともこの段階では灯里・アリシアコンビと比べて、絆がめちゃくちゃ深い。
だからこそ、お互いがお互いをよく分かり過ぎていて、そのせいで踏み込み過ぎてしまったり、衝突してしまうこともある。
お互いを想うばかりに、喧嘩になってしまうことや、傷つけあってしまう。
現実では、例え絆がどれほど深くても、些細なきっかけで、そのまま縁を切ってしまうこともあるのでしょう。ままならないですね。

でもARIAの世界ではそんなことはおこらないので、安心して癒されましょう。

藍華ちゃんと晃さん、そしてアリシアさんと晃さんの絆の深さや、歩んできた過去が垣間見えた回でした。

癒されますね・・・

そして次回はいよいよ我らがアリスちゃん登場回ですね。

 



 




















 
  

2015年10月13日火曜日

ARIAを振り返りながら感想を書いていこう。  第1話「その 素敵な奇跡を……」



記念すべきARIA THE Animation 第1話「その 素敵な奇跡を……」


注:劇場版公開記念に、懐かしみながらARIAの感想をただつらつらと語っていくものです。
今後の展開や劇場版の内容など、ネタバレ全開です。


第1話「その 素敵な奇跡を……」



久しぶりに見ると、アニメ自体が古いということ、また最初と言うこともあり、やはり作画に時代を感じますね。懐かしい
全体的に皆、顔がシャープな感じがします。なんとなく。
 


しかし、声優さんらの演技は劇場版のAVVENIREと比較しても、いい意味で違いがないですね。
葉月さんもおっしゃっていましたが、AVVENIREで成長したキャラクターを演じる際に、「成長した(プリマになった)灯里ということを意識しないように した」そうです。(最初そこを意識して演技をしたらなんだか違和感があったらしく、監督に『プリマであることは意識しないでやってほしい』と言われたそう です笑)
アニメ1期の1話を見ると、それが改めて良くわかりますね……ANIMATIONの灯里も、AVVENIREの灯里も、『声優さんの演技』という意味ではいい意味で、一緒です。もちろん、灯里だけでなく、藍華も、アリスも。


改めてアニメ1話から見返すと、
「そういえばこんな話から始まったなー」と言うのが率直な第一印象。
話全体としては、アニメオリジナルキャラクターであるアイちゃんと灯里達との出会いを描いたもの。
アイちゃんはオリジナルキャラクターですが、話自体は完全にアニメオリジナルというわけではなく、原作にある話を、登場キャラクターをアイちゃんに置き換えて、うまくつなぎ合わせた、という感じ。



原作では迷子になったおじいちゃんと一緒に食べるじゃがバター



流されたアリア社長をアリシアさんがみごとなオールさばきで救出するシーン。
これはおそらく原作AQUAの2話からとってきたものなんだと思います。


そういえば、アニメではあまり漫画・AQUAの内容(灯里とアリシアさん、藍華ちゃんとの出会い等)が語られず物語がスタートするため、原作を読んだことない人がアニメから入ると「これは続きものなのか?」という疑問を抱いてしまいそうな気がしたんですが、実際どうだったのでしょうね。




いやーそれにしても・・・アイちゃんが・・・・悪ガキですね←
劇場版ではあんなに愛くるしい表情でガンガンにやにやさせてくれていたというのに……
 
さすがにアイちゃんは劇場版のAVVENIREとは大分キャラも、声優さん(水橋さん)の演技も全く違いますね。AVVENIREでは大分大人になっているので、当たり前ですが。
悪ガキだった頃のアイちゃん(っていってもこの1話だけですけど)はひたすら懐かしいです。

でも可愛いから許しましょう。


灯里の素敵パワーで改心したアイちゃん。はいかわいい。


 あと、これはAVVENIREでの舞台挨拶で監督さんがおっしゃっていたんですが、アニメでは『奇跡』という言葉が割と多用されているのですが、原作ではそんなに『奇跡』という言葉は出ていない、とのこと。
 僕もなんとなく、ARIAは『奇跡』という言葉がよくでてきているような気がしていたんですが、それはアニメの影響だったんだなーと。


正直アニメ第1話を初めて見たときの感想とか全く覚えていないので、比較したりできないんですけど、やっぱり丁寧に描かれていますよね。
原作の世界観を大切にして表現しようっていう制作陣の気持ちがとても伝わってきます。
そしてなにより、アニメARIAの作品でかなり重要な所を占めているのが、音楽なんですよね。
これはAnimationに限らず、NaturalでもOriginationでも共通の事なのですが、ARIAのアニメは本当に音楽が素晴らしいです。
この音楽がなければARIAのアニメがここまで良い評価を得られることはなかったといっても、過言ではないと思いますよ。

それと、あまりアニメの制作手法とか工程とかはよくわからないのですが、やっぱりワンカットの秒数とか他のアニメと比べても随分長くしたそうです。
そういった製作スタッフさんの気遣いが、ARIA愛が、この作品の持つ雰囲気を醸し出しているのでしょうね。

  





アリシアさん

『(相手の)嫌いなところを好きになるには、少し努力が必要だけど、もしそれができたら、好きな人は大切な人になる』

灯里
 『その奇跡は、努力で起こす事ができるんですね』


ARIAは格話で、こういった教訓と言うか、テーマのようなものがあげられることがままあるのですが、
第1話は上の『相手の嫌いなところを 好きになれたら、それはとっても素敵なことです』ということでした。
うむ。全く持ってその通り。
恋人、家族、友達、なんでもいいんですけど、その人の全部を好きになることなんてできません。
嫌いな所があるのは当たり前です。
でもそれを踏まえたうえで、その人のことをそれでも好きだと思えるなら、それはきっと本当のことなんでしょう。
そしてもしも、その嫌いな部分すらもいつしか好きだと思えるようになったのなら、それは本当に大切な存在になったということなんでしょうね。
恥ずかしいセリフ禁止。


とまぁこんな感じで時間を見てARIAを懐かしみながら、感想・・・のようなものをつらつら書いていきたいと思います。